日本財団 図書館


 

【結果】
1、画像ファイルの大きさについて(保存はいずれもPICTファイル)
高画質用ビデオプリンターからの取り込みは、カラー写真については、150dpiでは5ggk、100dpiでは284k、50dpiでは98kであった。一方、モノクロ写真については、150dpiでは347k、100dpiでは189k、50dpiでは98kであった(表1)。
低品質用ビデオプリンターからの取り込みは、いずれもモノクロ写真のみであり、150dpiでは315k、100dpiでは158k、50dpiでは63kであった(表2)。

 

これらについて、同一画像を150dpi(図1−a.b)、100dpi(図2−a.b)、50dpi(図3−a.b)の各画素で取り込み、ファイルの大きさと画質について検討したところ、150dpiでは画質が最も良好であり、元の画像を最も良好に再現可能であった。しかし、ファイルサイズは最大であった。一方、50dpiによる画像は質が悪く臓器の輪郭は判定できても画像内部の詳細な点については不明瞭であった。100dpiでは大きく拡大することで、粗さが認められたが、画像自体の判読は容易であった。ファイルの大きさは150dpi、100dpi、50dpiの順に小さくなった。
なお、これはモノクロ・カラーの記録ともに同様であった。

 

2、保存format別のファイルの大きさ
高画質用ビデオプリンター(表1):
カラー写真:150dpiでは、オリジナルはPICTを用いて保存するため599k、TIFF945k、GIF158k、JPEG(高)63k、JPEG(中)95k、JPEG(低)569kであった(図4−a.b)。100dpiでは、オリジナル(PICT)は284k、TIFF441k、GIF95k、JPEG(高)63k、JPEG(中)95k、JPEG(低)284kであった。50dpiでは、オリジナル(PICT)は98kであったが、ファイル自体が小さいため圧縮は行わなかった。
モノクロ写真:150dpiではオリジナル(PICT)は347k、GIF284k(図5)、JPEG(高)63k、JPEG(中)95k、JPEG(低)221kであった(図6−a.b)。100dpiでは、オリジナルおよびPICTは189k、TIFF189k、GIF158k、JPEG(高)63kにJPEG(中)63k(図7)、JPEG(低)126kであった。50dpiでは、オリジナルおよびPICTは98kであった。

 

低品質用ビデオプリンター(モノクロのみ)(表2):
モノクロ写真:150dpiでは、オリジナルおよびPICTは315k(図8)、JPEG(高)63k、JPEG(中)63k、JPEG(低)126k(図9)であった。100dpiでは、オリジナルおよびPICTは158k(図10)、JPEG(高)63k、JPEG(中)63k、JPEG(低)63k(図11)であった。50dpiでは、オリジナルおよびPICTは63k(図12)、GIF63k、JPEG(低)63kであった。

 

デジタルファイリングのデータからの取り込み(表3)
この画像は、RGBの3つの信号より作製した画像データであり、もとのDOS formatでの画像はいずれも914kであった。MacintoshのPICT formatに変換する場合には、画像に

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION